複数の店舗の店長を務めているからこそ、細かい部分がとても気になります。例えばポップが傾いてないかとか、陳列された商品に隙間がないかとか、売り場にゴミが落ちてないかとか。品出し等の通常業務よりも2店舗の発注業務がメインの仕事ではありますが、発注業務をしながらも、この商品はどこにレイアウトするか、明日の天気はどうなのか、直近のお客様の動きはどうなのかと、店舗全体の流れを考えます。だからこそ、現場に立った時に細かいことが気になる、というか、大切にしているということなんだと思います。「神は細部に宿る」と言いますよね。店舗運営でも本当にそれは当てはまると常々感じています。
店長という立場上、社員・パートにかかわらず新人の指導を任されます。店舗スタッフの皆には、最終的に自分で考えて率先して行動できるようになって欲しいと考えているため、基本的には新人に多くを指導するのではなく、見守るスタンスで接しています。また、私のやり方がすべて正解だとも思っていません。なので、自分が店舗を任された時にどうしたいかを考え、新しいアイデアを提案してくれるような方と働きたいと思っています。
入社2年目の4月に新規店舗である甘木店に現場責任者という形で異動になりました。それまで久留米店で一社員として働いていた私は、新店の責任者という役割を光栄に感じるとともに、緊張感を感じながら勤務していました。
店舗の責任者が行う業務として「発注」があります。仕入れる価格と数量を決め、それをいくらで売るかということを決める作業です。甘木店は新店ということもあり、最初は上司にその業務を担って頂いてました。私としても「まだ自分が発注業務をするのは早いのではないか」と思っていました。
そうこうしている内に2ヶ月が経ってしまいました。まだ自分としては自信が持てないでいたのですが、自分が発注業務をしなくてはいけないのは明白でした。なので、ある日上司に正直に相談してみました。「発注業務をして失敗するのが怖いです。まだ自分はその勇気が持てません。」と。すると上司はこう仰ってくれました。「最初から完璧に出来る人間はいない。トライして失敗から学ぶことも時には必要だよ。」そのお話を聞いて「自分に発注をやらせてください!」とお願いし、それから発注も担当しています。
実際に発注をしてみるとその難しさがよくわかります。売れる「もの」や「値段」が久留米と甘木で異なるのです。久留米と甘木はそれほど大きく離れた場所ではないにも関わらず、場所が違うとこんなに異なるのかと驚いたほどです。当然ですが、自分が発注したものが売れると嬉しいし、逆に売れ残って悔しい思いをすることもあります。
将来的な希望ですが、今、フレッシュフルーツメイトは福岡県南部・熊本県北部・佐賀の地域に店舗を展開しています。いずれ福岡市周辺のより大きい市場に店舗を出店できると良いなと思っています。その際には私が責任者として赴任できれば…という身に余る夢を持って今は日々勉強中です!